ニキビの芯、どうする?

ニキビの芯とは、いわゆるコメドのことです。
角栓と同じようなものと捉えられていますが、厳密に言うと少し異なります。
コメドは、毛穴に詰まった皮脂のこと。
角栓は、毛穴出口の未熟な角化細胞が、乾燥によって剥がれたものに
メイクやホコリなどの外部からの汚れがついて、毛穴を塞ぐものです。

 

ダメなケア

ほおっておくと、皮脂をさらに詰まらせることになります。
だから、ケアが必要です。
ケアは、剥がすタイプのパックなどで無理やりはぎ取ると、
かえって角栓が出来やすくなるので、おすすめできません。

 

角栓はその名のとおり、

栓のようにしっかり毛穴に詰まっています。
スチームや半身浴で毛穴を充分開かせてから、オイルマッサージをすると有効です。
角栓が取れた後は、冷水や収斂化粧水で毛穴を引き締めておきましょう。

 

「ニキビを潰すのはよくない」

と言うことはご存知かと思います。
実は初期の「白ニキビ」や「黒ニキビ」であれば、コメドを適切な方法で除去すれば
早く治せることがあります。
コメドを取ると言っても、くれぐれも爪で引っかいたり無理やり押しだしたりしてはいけません。

 

面皰圧子やコメドプッシャー

といった専用の器具を使用しましょう。
その他、消毒薬やニキビ用の塗り薬が必要です。

 

まず洗顔をして、しっかりと汚れを洗い流します。
水分を優しく拭き取り、肌が冷めるまでの間に
面皰圧子やコメドプッシャーは煮沸消毒するか、消毒用アルコールでしっかり拭いてください。

 

器具の穴の部分をニキビに垂直に当て、5秒間ぐっと押します。
コメドの先端が出てきたら、先の細いピンセットでつまんで除去します。
そのあとは綿棒で消毒薬かニキビの薬をつけておきましょう。
3,4回やってみてコメドが頭を出さなければ、無理に押し出そうとせず、別の日に再トライしてください。

 

注意!

繰り返しますが、この方法が使えるのは
炎症や化膿を起こしていない、初期のニキビに対してのみです。

 

「赤ニキビ」や「黄ニキビ」になってしまってから、素人が手を出すと
色素沈着やクレーターなどの跡が残ることになりかねません。
潰したところから雑菌が入って悪化したり、違う皮膚病を起こす可能性もあります。
「赤ニキビ」や「黄ニキビ」では、やらないようにしましょうね。