脂症肌(オイリー肌)のにきび対策

脂性肌にきび対策

脂性肌は4つの肌タイプの中で最も見てわかりやすく、本人が自覚していることが多い肌質でしょう。せっかくメイクをしても、昼までに脂浮きして崩れてしまったり、写真を撮ればTゾーンがテカリで光ってしまったりと、乾燥肌とはまた違った意味の悩みがあります。

 

また、脂性肌の人はニキビができやすいということも、残念ながら事実です。
皮脂が毛穴に詰まるとそれを餌にしてアクネ菌が増殖し、
炎症を起こしてニキビとなります。
皮脂分泌が多ければ、当然ニキビが出来やすいですよね。

 

では、この脂性肌になってしまうのはなぜでしょう?

生まれつき皮脂腺が大きい、毛穴が開き気味などが理由の場合もあります。
でも、普通肌や混合肌の人が脂性肌になるのは、
食生活の偏りやホルモンバランスの乱れなどで、皮脂分泌が過剰になってしまうからです。

 

脂性肌、洗顔の心得

過剰な皮脂を適切な洗顔で取り除き、水分を補うことはニキビケアの基本ですが、
脂性肌だからと言って、一日に何度も洗うのはやりすぎです。

 

最近は表面的には皮脂で潤っているように見えても、水分量が不足して肌内部はカラカラ……
という「隠れ乾燥肌(インナードライ肌)」ってこともあります。

 

洗顔料

テカリやべたつきが気になっても、洗うのは一日に2回、多くても3回までにしましょう。
その場合も、洗顔料を使うのは1回で充分です。

 

「夜」洗顔をしたら、「朝」はぬるま湯だけにしたり、
Tゾーンだけ洗顔料を使うなど調整してください。

 

洗顔後

洗顔後の角質層は、水分を含んで柔らかくなっています。
皮脂膜が洗い流されて無防備な状態です。
水気をふき取るときはタオルで優しく抑えるようにします。

 

スキンケア

洗顔後は、化粧品の有効成分が浸透しやすくなっています。
スキンケアをするには絶好です。
時間を置かずに化粧水などで水分を補給しましょう。

 

脂性肌でも、乳液やクリームを省いてはいけません。
肌の表面に膜を作って、水分を保持するためにも不可欠です。
べたつきが気になる場合は、油分が少なめのものにしてみましょう。

 

脂性肌になってしまっても、

食事や睡眠時間などの生活習慣を見直すことで、肌質はある程度落ち着きます。
ニキビの予防や対策のためにも、できることから改善を心がけてみましょう。


脂性肌のニキビ化粧品の選び方

一昔前は、「脂性肌は老けにくい」と根拠もなく言われていました。
「乾燥肌に比べて皮脂がある分、シワができない」という考えが流布していたのです。
そのせいか、今でもある程度の年代で、脂性肌の人はスキンケアを軽視しがち。
もちろん、根拠はありません。
余分な皮脂を落とさなければ、酸化して臭いを発したり、ニキビの原因になりします。

 

また、とにかくさっぱりさせたい

「脂をなくしたい」という思いから、使う化粧品の量を減らしたり、乳液やクリームを省略する人は今でもいます。
残念ながら、これにはまったく意味がないばかりか、
かえって皮脂の分泌を促進しかねない「間違ったスキンケア」です。

 

脂性肌であろうと乾燥肌であろうと

スキンケア(ニキビケア)の基本は「洗う・水分補給して潤す・水分を保って肌を保護する」の3つ。
どれが欠けても効果は期待できないのです。

 

脂性肌の場合は、

オイルフリーの化粧品を使って、このプロセスを守ることをお勧めします。
オイルフリー化粧品とは、油分を補うための成分が入っていないものを指します。

 

使い心地はさっぱり軽めで、テクスチュアもさらっとしています。
そのため乾燥肌の人や、皮脂の分泌が少なめの年輩の人には物足りないかもしれません。
メーカーによっては基礎化粧品だけでなく、ファンデーションや化粧下地などのベースメイク用品も揃っています。

 

泡洗顔で肌の汚れを落とした後は、化粧水を重ねづけして、しっかり水分補給をします。
肌がもっちりとして手が吸いつくようになったら、乳液やクリームで膜を作って蒸発を防ぎましょう。

 

ファンデーション

脂性肌の場合、ファンデーションはパウダータイプが向いています。
とはいえ、つけすぎると脂浮きしやすいです。
スポンジ3分の1くらいの量を、顔半分にのばすくらいを目安にしてください。

 

粉状のミネラルファンデーションもニキビ肌によいと、最近注目されています。
油分をまったく含まないため、クレンジングの必要がなく、
「つけたまま寝てしまっても大丈夫」と言われるほど、肌への負担が少ないのが特徴です。

 

脂性肌の人は

皮脂を抑えることに熱心になりがちですが
取りすぎるとかえって、分泌過剰になってしまいます。
肌のためには適度な皮脂が必要です。
熱いお湯で洗顔したり、脂取り紙を使い過ぎないように注意しましょう。

脂性肌は皮脂の分泌の多い肌。過剰な皮脂の分泌によって、ニキビが最も出来やすい肌質です。皮脂は毛穴を通り皮膚の外に出てきて、肌に皮脂膜を作ります。皮脂膜は、皮膚を保護したり、お肌のうるおいを保ったりする大切なもの。でも、脂の膜。汚れやゴミなどが付きやすいという欠点があります。分泌量が多いと、どうしても毛穴を詰られせやすいのです。脂性肌でニキビが出来やすい肌だからと、悲観しないでください。裏をかえせば、それはメリットでもあります。体内の水分の蒸発を防ぐバリアが厚いので、非常にうるおいを保ちやすい肌なのです。つまり、シワやタルミが出来にくい「老けにくい肌」だということ。皮脂の過剰分泌が、適切な量の分泌になれば、乾燥肌の人が羨む素敵肌になる可能性を秘めているのです。ニキビの原因に皮脂の過剰分泌ということがあります。油性の人はもともと皮脂の分泌が多いということもあって、にきびになりやすい傾向があります。皮脂の量が増えるとニキビ菌が増殖。毛穴に詰まった皮脂を分解して「遊離脂肪酸」を作ります。それが毛穴を刺激。するとまた、皮脂の分泌が盛んになりなるという悪循環になります。そして、増えたニキビ菌退治に白血球が集まり炎症を起こしにきびとなります。だから、脂症の人は、過剰な皮脂あ毛穴に詰まった汚れをきれいに取り除くニキビケアが必要です。