思春期ニキビケア

思春期とは、第二次性徴の発現から性機能の完成までとされています。
年齢的には9歳から18歳。平均して11歳から13歳くらいには始まります。

 

小学校高学年から中学1年生くらいといえば、ただでさえ難しい年頃ですよね。
その上で体が「子供」から男性、女性へと変わり始めるのです。
不安定になりやすいのも当然でしょう。

 

この時期、もっとも悩まされるのが思春期ニキビと呼ばれる肌トラブル。
ポツッと皮膚が半球状に盛り上がるくらいの軽いものから、炎症を起こして赤くなるもの、
化膿して黄色くなるものと程度はさまざま。
誰でも一度は必ず通る道です。

 

思春期ニキビの原因

ホルモンバランスの急激な変化です。
声変わりや体毛の発育、筋肉・骨格の発達を促す男性ホルモンは、
皮脂分泌を活発にする働きもあります。
そのため男子の方が、肌が脂っぽくなりやすいのです。
過剰な皮脂は、ニキビを作るアクネ菌の餌となりますから
その分ニキビになりやすいというわけ。

 

女子でも

男子の5〜10%程度は、男性ホルモンが分泌されます。
それまでスベスベの肌だった子でも、ニキビができたりします。

 

思春期ニキビは、ホルモンバランスが落ち着いてくれば、
つまり思春期を過ぎれば、自然に治まってくると言われています。
でも、やはり見た目は気になりますよね。

 

思春期ニキビの特徴
  • Tゾーンに多発すること。
  • 悪化しやすいこと。

 

特に男子に多いのですが、正しい手入れ法を知らないために、
炎症や化膿を招いてしまうことがあります。

 

思春期ニキビのケアのポイント

何と言っても肌を清潔にすることです。
でも、ただ皮脂を取り除くために、「一日何回も洗えばいい」というものではありません。
また、ゴシゴシこすったり、刺激の強い洗顔料も厳禁です。

 

ぬるま湯でしっかりと毛穴を開かせ、洗顔料を充分に泡立てて優しく洗うようにしましょう。
洗顔料はニキビ専用でなくてもかまいません。
基本の洗顔法で、丁寧に洗い、保湿をしっかりしましょう。

 

生活習慣

思春期ニキビには、睡眠不足や食生活も大きく関わってきます。
中高生ともなれば、夜更かしやスナック菓子などの誘惑も多く、
ある程度自由になることから不規則になりがちです。
なので、スキンケアと併せてこちらも気をつけて下さいね。